素敵なものは。。。 [手仕事]
いつも手仕事フォーラムの講師としてお世話になっている
大橋先生の染色作品展に行ってきました
織地の美しさ、染色の可能性を引き出した作品でした。
まるで絵画のような、焼き物のような。。。
どの作品も魅了されました。
24日(土)まで
10:30~18:00(最終日は17:00まで)
東京 千疋屋ギャラリーにて
是非、見に行ってくださいね!
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道を挟んだ向かい側にはブリジストン美術館があります
いい機会なので、ここも寄ってみました。
私の好きなレンブラントの作品が新たに収蔵されました。
これまたいい感じ!
モノトーンの色彩なのに
何故か色や場の緊張感が目に浮かんできます。
レンブラント得意の躍動感でしょうか。。。
素敵な作品でした。。。
また見に訪れること間違いなしです。
藤田嗣治、クレーの作品も見れて嬉しい出会いでした。。
今、この不況の中でも美術館も新たな作品を買ってます。
私達には有名な絵画はとうてい手に入れられませんが
小さいものでも自分の気に入った品を手にするだけで
なんか気分が楽しくなる。生活が豊かになる。
美術や芸術、音楽は
人と出会い、幸せを与えてくれるものだと思っています。
捨てなくてよかった---☆ [手仕事]
連休、みなさんいかがお過ごしですか?
masaは連休明けの展示会に向けて家で準備中です
「Button-Inspiration」5月7日~17日まで
鎌倉ギャラリーミンネさんで開催です!!
いい天気なのに引きこもり状態@@
ですが。。
楽しい展示会になるように頑張っております^^
昨日から。。ボタンの台紙付けをやっていました
この台紙付け。。なかなか楽しいです^^
っていうのも
masaの針箱の中身全部使っての作業になりましたー
幼少から集めたフェルト・布・毛糸。。。
スパンコールや刺繍糸。。。
針箱をひっくり返しての製作。。
裁縫は昔から好きな事だったので
小さい端切れも捨てられず。。
両親は服飾関係の仕事に就くと思っていたらしいのよー^^
そんな小さいものもテラコッタのボタンを飾ってくれました。
「ボタン」そのものだけの販売だと
どうやって使っていいか判らない方が多いと思うので。。。
少しでも使い方のヒントになれば。。
との思いで 台紙も沢山の材料で飾ってみました。。
二つとして同じ台紙はありませんので
そんな台紙のデザインも展示会でご覧いただければ嬉しいなー☆
制作は50個
50個違う台紙作りは大変だったけど楽しかった^^
そんなこんなしている間。。
うちの旦那がこんなムービーを作ってくれましたー
youtubeにアップ中!!
是非、ご覧下さいませ♪
ボタンの完成作品は近日アップします!!
これからの日本のために。。日本の手仕事を。。。 [手仕事]
今日は銀座のACギャラリーさんに行ってきました。。
漆作家の藤野雅也さんと
布作家の上野恭子さんのコラボ作品が見れます。。
藤野さんの使っている漆は日本の漆です
工芸品においての地産地消
中国の漆が出回っていますが安価で商品にするには使いやすいです。
しかし
日本の漆も使わないと、漆を採る職人さんも途絶えていまいます。。
藤野さんとは作品を作るための道具の話にもなりました。
漆を塗る際に使う刷毛も櫛も
日本で作る職人が、もう数える程しか残っていないとのこと。
今、ここで
制作側も日本製を使い、作り、消費者も日本製を買う。。
ってことの意義が
将来の日本の工芸において重要な事に思えた。。
高級なイメージの漆器の世界だけれど
自信を持って使いやすさと実用性と美しさを語る藤野さんから
使ってほしいという願いがヒシヒシと感じた。。
決して華美でなく、日常で使えるシンプルで上質な漆器でした。。。
また漆の塗り直し、陶器の金継ぎも相談にのってくれるそうです。
上野恭子さんとは
時間が無くって話せなかったのですが(残念)
古裂の帯がすんごく素敵でした。
皆さんも是非、銀座に!!
「漆と布」 未来につなぐカタチⅡ
3月11日~20日
11時~19時(最終日は17時まで)
鎌倉にて。。。 [手仕事]
あったかグッズ。。 [手仕事]
材料について。。。 [手仕事]
酒器。。。今の時代に。。 [手仕事]
酒器も時代によって変貌してきています。
特に徳利。。。
昔は酒屋さんでは酒を瓶で売っていなかった為
このような大きい樽で量り売りしていました。
立派な有田焼で作られた樽です。九州という土地柄ですね。
東北では陶器ではなく木製の樽だったようです。
砂利のところにあるような大きい徳利を
家庭から持参して酒屋さんに買いに行ったそうです。
酒も簡単に手に入らなかったんですね
瓶という便利な道具が出来て
今は好きな時に買えるようになりました
瓶の変わりをしていた徳利が
今はあまり使われなくなりました。
小さい720mLの瓶入りのお酒なら
そのままお猪口に注げますからね~
瓶にはラベルも付いていて
そのお酒のウンチクなんてのも
酒の話のネタになりますし。。。
そして
昔はお正月にこのような飾りをしていたようです。
徳利に入れてあるのが「オミキグチ」
竹で作られていて神棚に捧げていたそうです。
この素朴な竹細工も今やほとんど作られていないそうです。
私も初めて拝見したのですが
細かく裂かれた竹が綺麗な曲線を描いていて素敵です。
お酒も神に捧げていた貴重なものなんだと感じました。
今や手軽に買えるお酒ですが
昔は貴重な手仕事の逸品
こちらはガラスで作った徳利。。
「もやい工藝」さんで売られていました。
これなら冷酒でもいけますね!(^^)!
でも売れちゃいました。。また作ってもらいましょう(*^^)v
形は瓢箪型で丸みのあるフォルム
とても持ちやすく少々酔っていても落とさず使えそうです
器を作る側も時代に合ったものを
提供するべく努力しているのが見えてきます。
昔からの日用道具が消えていくのは
寂しいものです
瓶から徳利に移し替えお酒を嗜む。。
ひと手間加え
酒の嗜み方を考えつつ頂く晩酌は
素敵なひとときになるに違いありません。。。。
素敵な徳利。。探してみませんか
酒造りも。。。日本の手仕事 [手仕事]
私が参加させて頂いている手仕事フォーラムの
年に一度の全国各地に賛同してくれる方が集まる勉強会です
会場でも飛び入りで参加して下さった会員外の方もいらっしゃいました。
興味をもってくれて嬉しい限りです。
いつもは鎌倉にある「もやい工藝」さんにて
月1回ペースで日本の手仕事についての勉強会が行われています
日本の手仕事について
作り手、使い手。。そして間をつなぐ橋渡し役になれるよう
物の見方についての勉強をしています。
いつもは工芸についての勉強ですが
今回の「酒」というテーマ
食文化も日本には独特な手仕事が残っています。
今年の手仕事フォーラムは佐賀にある
「天吹酒造」さんで行われました
会場は酒蔵の中
この酒蔵は立派な建物でした
太い梁、漆喰の壁。。
この蔵も日本の手仕事として残されるべき建物です。
さて肝心な酒造りは。。。^^
天吹酒造さんでは機械も入っているけれど
要所では必ず人の手が入るとの事。
酵母は「花酵母」といって
東京農大が開発した花から酵母をつくるバイオ技術を利用しています。
この花酵母。。何種類もあるんです。
中には。。。いちご酵母なんてのも^^
いちごの薫がする日本酒なんですよ。
最近は焼酎も造り出していて
焼酎蔵もありました。
パッケージもこんなにおしゃれです
一見 ワイン?と勘違いしてしまう程です
これなら女性でも興味を持ってくれそうですね。
酒の世界でも若い力が入ってきて
新しい発想のものが生み出されています。
しかしながら天吹酒造さんでは
昔から作られている定番の銘柄の日本酒も継続して作られています。
味が変わるとクレームが付くくらいファンも多いとの事です。
実際、飲んでみましたが
すっきり、さっぱり、どんな食事にでも合いそうなお酒です。
毎日でも飲んでもらいたい。。
だから価格も安く、量も多くして1升瓶で売り出します。
新しいもの。。。
昔から継続しているもの。。。
それぞれ良い所があり
それぞれに味わい深い。。。
勉強会に参加して下さった方からも
「それぞれTPOに合わせて選べるお酒ですね」
との発言もありました。
新しい酒はホームパーティで。。。
昔からの酒は毎日の晩酌に。。
日本酒の苦手な方も
まずは手に取って飲んでみてはいかがでしょう?
新しい発見が待っていますよ。
きっと作り手の熱い情熱が感じられると思います。。
熱い情熱感じ過ぎて。。。飲み過ぎには注意^^
唐津に。。。未来が。。。 [手仕事]
唐津駅から山合いに少し入った静かな場所に
唐津焼「東風窯」はありました。。
ここ「東風窯」は中村恵子さんの唐津焼の工房です
名前からお判りのように。。もちろん女性です。
しかも登窯で焼成をしています。
それだけでもすごい。。。
工房の奥の材木の山
このなかにひっそりと
そして堂々と登窯が。。。
登窯は窯の傾斜がこだわり所と教えてくださいました。
陶工ごとに傾斜が違うそうです。
火の入れ方は
まず手前から雑木を入れて窯を暖める
1000度になったところで
さらに横から国産マツの材木を入れていく
手前からの雑木は中に入っている作品を乾燥させるため
横からのマツは作品に直接はたらく
マツの灰が自然の釉薬の役目をします
1000度で更に材木入れるんだぁ。。
普段、電気窯で焼いているmasa教室は高い温度で1000度で焼成です
この窯の黒さを見たら。。。
土器の野焼きのときの火を思い出した。。。
火ってすごい力あるんだよなぁ。。。
そして中村さんの強さをも感じました。
お次ぎは工房へ。。
masaの興味津々は更にヒートアップ
この工房の理想的な広さと
使い勝手の良さそうな配置と。。
うっとりしてしまいました。
おこがましいですが。。。
ここで作陶しているmasaの姿まで頭に浮かんだ程。。
かなりの妄想族です(笑)中村さん、すみません^^;
蹴ろくろに感動
粘土の山に感動。。。
作品を乾燥させる棚に感動。。
家でのmasaは
狭い3帖程のスペースで作陶
とほほ。。。
ですが、この中村さんの工房を見た途端
masaの未来の展望がちょっとだけ
現実化してきました。。
東京で登窯は無理だけど
工房は作れるなぁ。。。
masaのお気に入りの一品も置いて
ちょっとしたお店も。。。なんてね〜
こんな未来の妄想まで浮かんできました。
何だかフワフワ、決め兼ねていた
私の人生ですが
目標が見えてきました。。
そんなこんなで妄想ばかりしていた為
中村さんの作品を見る時間がありませんでした(^^;
。。。とほほ〜
残念でしたが
また訪れなさいという暗示でしょう^^
作陶に対する中村さんの想い。。
masaにビンビン伝わってきました。。。
生きるヒントを与えてくれた事に感謝です。
しなやかさの中にも強さがある東風窯でした。。