SSブログ
    
             

菌根 [masa植木教室]

菌根(きんこん)。。。


その存在は知っていたのですが


ここまで植物を育てているのに関連しているものとは知りませんでした。


 


国立科学博物館にて「菌根 その多様性・生態・進化」という


公開シンポジウムがありましたので行ってきました。


 


菌根とは。。。


生きた植物根の細胞内部、または隙間に


土壌生息性の糸状菌が定着(感染)して増殖を続け


根細胞と定着菌糸帯の間で


栄養源の相互輸送系が成立し


互いにメリットを得る共生関係を維持する構造体。


 


と定義されています。


 


こむずかしい。。ですが、、


根に定着している菌根菌とういものが


植物へ栄養を運んでいて


また、植物も菌根菌に栄養を与えていて共生関係にある。ってことなんです。


 


この共生関係を利用して、


菌根性食用きのこである


松にできる「マツタケ」、他の食用きのこ類も増やす事が出来ないかという研究。


または、無くならないようにと保存という構想。


 


土壌と菌の関係、栄養分と菌の関係、


菌根菌が無いと植物の育ちが悪いことから


森を支えているともいえる菌だということ。。


森林破壊をしてしまうと再生するのはとても難しいんだな、とも改めて考えました。


 


菌ってすごい!!って改めて感じました。


また、研究している先生方の菌LOVE熱も感じました。


 


DNA研究が進み、新たな取り組みも多いとこがわかったのですが


基本は、フィールドにて採取や調査が必要なのもわかりました。


 


科博に来ると

 

子供の頃から科学に興味をもって


もっともっと研究する人が増えてくれるといいなー、って


いつも思うのです。


DSC_0011.jpg


帰りに、科博で4月から販売するという


「コウジカビ」を1000倍にしたペーパーモデルをいただきました(笑)

 

DSC_0012.jpg


早速組み立てしてみたのですが


なかなか可愛い♡

 


制作は、科博で菌の研究をしている細矢先生もメンバーのようで


こういうもの好きそう!と思ってしまったのでした。

 


「麹」は馴染みあるカビなので。。


お料理を通してママやパパが麹のことを教えて


お子さんに興味を持たせるのがいいかと!!

 

ちゃんと、教材らしく成長のようすなどもわかりやすいです。

 

科博の先生方は、科学の楽しさを

多くの子供たちに易しく楽しく教えてくださいます。

 

DSC_0013.jpg


ゆくゆくは学者さん!興味持って欲しいですねー


 


さて、私の花や野菜つくりにおいて


今日のシンポジウムは。。


「栄養ばかりに頼らないでも植物は生きていけるのではないか!?」

ということです。

 


話の中で、栄養過多の土壌には菌根は育ちにくいという研究がありました。


育ちが悪いというだけで


栄養あげてれば大きく育つ!というような


肥料会社さんからの擦り込みは考え直した方がいいかなー?なんて思っています。


 


このところ自分で肥料をつくってみたり


無肥料で育ててみたりしているので


腑に落ちた研究結果をお聞きできました。

 

私も自分なりに研究していこうと思いました。


 


鳥取大学、科博の皆様、先生方、ありがとうございました。


nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。