あッ!ベートーヴェン。vol.8。。第三夜 [音楽]
またまた行って参りました。。
桜木町にある神奈川県立音楽堂に、、、
「あッ!べートーヴェン。」という演奏会
今日はべートーヴェンの交響曲8番、9番のプログラム
このホールどこにあるの?
という質問がありましたのでちょっとここで。。。
桜木町といっても華やかなMM21とは逆側です。
線路沿いに横浜方面にむかうと。。こんな急坂が左手に。。
ものすごい急坂です。。
ここを登りきると右手に音楽堂があります。
ホールは歴史あるんですよ〜
このホールのファンもいるようです。
キャパも程よく、「木のホール」と言われているように
ホール内は木の壁です
残響が少ないので善し悪しがはっきりするとかしないとか。。
手強いホールには間違いないみたいです。
初日は座った場所が後方だったので
弦楽器の音が弱かったかな〜
でも、管楽器の音が冴えていて細かい表現まで聞き取れました。
今日は前方で聴いていたのが良かったのか
全体の聴こえ方は文句なしでした。
関係あるのか無いのか?
トランペット奏者のマルティさんが今日で指揮者の飯森さんとはお別れ。
故郷スペインに帰ると。。
飯森さんとマルティさんで抱き合って泣いていました。
最後の渾身のトランペットだったのでしょうかね。
素晴らしい演奏でした♪
総評から言うと。。
masaが聴いた曲、全てで思ったのが
飯森さんの表現がベートーヴェンが意図してほしい表現に聴こえるんです。
全曲通してこれが読み取れた気がしました。
ベートーヴェンが曲に想いをのせる。。。
そうならばこの表現をしたはず!!
微妙な細かい所でニクい表現をしてくれます。この飯森さんは。。
しかし
カッコつけてたり、気取って指揮はしていません。
それが、あたかもベートーヴェンが語っているように自然
「理解できない方はいるかもしれません。。」と本人は言っていましたが
私は飯森さんの表現は好きです
さらっとしているけど緻密です。。
今晩の第九。。
ものすごく「平和を愛す歌」になっていました。
ベートーヴェンも作った時代にそう願った筈。。
飯森さんのプレトークで
「第二楽章のティンパニの最初と最後の音が違うのに注目して!」
と言っていました。。
ちゃんと聞き逃しませんでしたよ。。ニヤリ!!
最後のティンパニは悲痛の嘆きのように。。。
そしてまた脅威が襲いかかる。。。
すぐに第三楽章に入りとっても幸福な旋律に変わる。。。
この、第二楽章〜第三楽章は映画でも観ているかの様でした。
幸せの第三楽章。。masaの頭の中の映画は空飛んでいました^^
第四楽章は
合唱団のステージ入り待ちもあったので
少し間空いてしまった感はありましたが。。。
それも今は良かった、飯森さんの表現なのかと。。。
合唱部分は独立していても立派な曲
そして
時間が空いた事によって映画も時間が進んだのだと。。
飯森さんは、終戦記念日のこの演奏会を行う意味を
この第九に注いだんだ。。。
そう思った第二楽章から涙でした。。。
ティンパニのワンフレーズで物語ってしまう飯森さん。
素晴らしい指揮者です。。
きっと、ベートーヴェンも喜んでくれているでしょう
よくぞ表現してくれた。。と
交響曲で良かったと感じたのは1番
そして、嫌いだった3番はとっても好きになりました。
普通「英雄」の歌なんて聴きたくないでしょう。
ですが飯森さんの英雄は威張っていませんよ。
そしてmasaの好きな8番はとっても良かった!!
楽しくなる旋律が多くて大好きです^^
チェロの西谷さん♪とっても良かった
終演後は
サービス精神旺盛な飯森さん
東京交響楽団、合唱ソリスト、合唱団の方も集まり
ホールロビーで交流会まで行われました。
サントリーから発泡酒の振る舞いまで。。^^ ありがとー!
飯森さんも浴衣なら。。
masaも浴衣で最終日を迎えました。。。
来年やるとしたら
1日で全曲やりたいと飯森さんは言っていましたよ〜
参加してみたい方は
飯森ベートーヴェンは濃い事を覚悟の上。。(笑)
ですが後には感動が待っているはずです。。
確かに残響が少ないと、音の一つ一つがクリアでないと
バレますよ。
エコーのないカラオケを想像してもらえば分かりやすいかも。
by fullcon (2009-08-16 10:29)
ホールの壁の造りに高さ、質感全てが揃ってないと
中々、納得いく響きは難しいんですよね。
でも、完璧なホールはつまらないです。。
立ち位置や自分なりの響の使い方を工夫するのも
実力のうちだから^^
とにかくホールでの生はだいすき~♪
by baby_pink (2009-08-16 10:50)
前のページで私飯森さんが女性に見えてました(--;)
やっぱりクラシックって奥が深そう。。。
masaさんの浴衣姿、見たいです☆
帯締めをちゃんとしてるのですねー。
by michie (2009-08-16 21:51)
☆fullconさん
そうそう、エコーの無いカラオケ
niceフォローありがとうございます^^
残響が無いだけ音がクリアで
沢山の音が聴こえてきました。
小さい表現がいっぱいあるんですよ〜
ベートーヴェンの頭の中の耳は沢山の音で溢れていたのが
実感できました!!
☆Pinkちゃん
合唱もとっても良かったんですよ〜
細かい発音ちゃんとしていてびっくりです
ソリストさんも若かったけど声も表現も素敵!
ソプラノの方は初第九だったらしいけど
堂々と、綺麗な声でした。
実はね。。。私、年末に第九合唱を歌う事になりそうな??
東響コーラスさんの歌を聴いて。。ちょっと不安になってきたよ〜^^;
Pinkちゃんに教えてもらおうかな〜♪
☆michieさん
飯森さん、ちょっと中性的な。。ってもサラサラ髪型だからかな?
トレードマークです^^
クラシックって奥深い。。取っ付きにくいと思うのですが
masaなんて楽譜読めないし、専門用語なんかも全く解りません^^;
幼少の習っていたのピアノの先生が怖くってね。。
それから2年前までピアノなんて音聴くだけで虫酸が走ってました。
でもね、よーく聴いて見ると
綺麗なメロディーがあったり、ノリノリの曲調あったりで
難しい事考えず聴いてみるととっても楽しいんですよ♪
masaはきっと感覚で聴いているんだと。。
それで自分に刺激になればいいかな〜なんて感じです。
浴衣。。お見せしたいわー(笑)
昨日は席に座るので「ヤの字」という結び方をしています。
帯が膨らまないので椅子の背もたれにちゃんと腰掛けられるんです。
この結び方は帯締め必須
ちょっと地味な締め方ですがmasaは好きです^^
by masa (2009-08-17 01:02)
daland です。
夏の第九 ! こりゃぁすごい。
熱気で大汗ぢゃないですかっ。
それでmasa さん浴衣でおでかけ。
おまけに発泡酒まで...いいなぁ。
帰りにグビグビさぞかし美味しかったでしょね。
masa さんが3番嫌いなんて以外。
by daland (2009-08-17 13:07)
横浜育ちの私、県立音楽堂は懐かしい所です、県民ホールが無い時代は殆んどこの音楽堂でした、日本舞踊とかバレーの発表会には定番の場所でした、20歳の頃、私はお琴の発表会もここでした。
by myumyu (2009-08-17 18:38)
☆dalandさん
こんばんは〜
夏に第九もいいものです^^
客席も満員御礼でした
浴衣。。クラシックだから敬遠していたんですが
飯森さんが良いってブログで書いていたので
着ていっちゃいました^^;
発泡酒にはビックリ!気が利くなぁ。。^^
これは夏の恒例のイベントになりそうな気配?
ですが音楽はシッカリ聴き応えありです。
来年はdalandさんも是非!!
3番よりノリノリ4、8番が好きです〜♪
☆myumyuさん
県民、MM、川崎にはミューザが出来てから
ここのホールは地味なイメージなんでしょうかね。
ホールの方もとても親切丁寧だし
広さ、音も良かった気がしました。
客席の狭さは仕様がないですね。。
お琴もやってらっしゃるんですか〜
多才ですね!!
by masa (2009-08-18 01:00)
高校は合唱部でしたが、第九は歌ったことありません。
厳かにうたってみたい。。。
あ、発音が難関。。。^^;
by mau-mauu (2009-08-18 06:50)
前記事と併せて、リアリティのあるとても良いリポートですね。
終戦記念日の第九演奏の意味合いも、それとなく分ります。
さて、神奈川県立音楽堂、知ってますよ~
もちろん紅葉坂も。
あの舞台で何度も歌いました、
中学の合唱コンクール、もう半世紀近くも昔の話ですけど。
ともかく横浜で唯一のホールでした、リヒテルも演奏したことがあるんですよね。
あと、すぐ隣の県立図書館もよく行きましたね、
もちろん勉強のため!
でも、なんでわざわざ電車に乗って行かなければならなかったのか、、、
なかなか楽しそうなコンサートの様子、いいですね。
ティンパニのくだり、長い長いクラシックですけど、
ポイントになる節目ってあるんですよね、
全体の構造にも関わるような、、、
そのあたりの仕掛けが分るとクラシックって、ものすごく面白いですよね。
第九は、どこを聴いても魅力的ですけど、
ワタシは、第一楽章の冒頭かなぁ、
まるで天から舞い降りてくるような、いつ始まったか分らないような、
ほんとうにユニークな出だし、
後にも先にもあんなカタチの音楽は、ないですね。脱帽です。
ところで「英雄」、嫌いなんですか?
私はこの三番、とても好きです。
スタイリッシュで、優雅で、骨はしっかりしていて、
溌剌としたリズムの刻み、豊かな唄、、、
とにかく古典とロマン派時代の絶妙な融合と思います。
第三楽章から最終楽章へなだれ込み、フィナーレへ向けて
突進するあたりなど、何度聴いても鳥肌がたちます。
ただ、この曲、できるだけ透明な演奏が必須と思います。
分厚く重い演奏では、スタイリッシュさも、優雅さも、どこかへ飛んでしまいますから。
>飯森さんの英雄は威張っていませんよ
これは、たぶん透明感に溢れた清々しい演奏だったのでは、と想像します。
*
浴衣の第九も素敵ですね、
コンサートともちょっとご無沙汰の昨今、
久しぶりに音楽心の目が覚めそうな予感が~
by e-g-g (2009-08-18 07:22)
神奈川県立音楽堂への道のり、ありがとさんです。
MMとは反対側にあるんだね~。
近所に意外と音楽ホール多いのに、
ミューザしか行ったことない~。一度だけだけどね。
クラッシック、ほとんど分からないけど…
生の音を聴くとCDとは違って知っているかのように思えた。
不思議な音楽だな~って以前思ったな~。
浴衣で…なんだか粋な感じっす!
by ちか (2009-08-18 10:10)
☆mau-mauuさん
第九、発音難しいです〜
語尾にウッとかヒェとか濁った音が多いですよね。
ビール飲んで歌えばドイツ語、巻き舌調になるかしら?^^
☆e-g-gさん
音楽堂、結構皆さん馴染みがあるんですね〜
合唱もやっていたんですか!!
紅葉坂は印象的な坂ですよね
県立図書館は友人のお供で行きました。
大学生は電車乗って図書館に行く必要あるんだ。。と関心しましたよ^^
私みたいに楽譜も読めない人は
指揮者さんのプレトークは拘りが聴けて勉強になります。
masaの感想はいつも感覚だけで判断
表現も知識も無くすみません。
第九は。。
また新たな第九を聴かせてくれました!
8月15日は偶然だったようですが
夏の第九。。いいものです。
英雄は。。
そうそう。。e-g-gさんよく解ってらっしゃる!
masaが聴いていたのは重厚な英雄。。
なんか威張ってって
2楽章の葬式ではホントに逝ってしまえ〜って感じ。。言いすぎ?
飯森エロイカは。。。若い王子様的な香りまでしてきましたよ(笑)
masaは乙女チックではありませんが
若い王子(ジャニーズ系でお願いします)ならこの3番は理解できました。^^
生の音はいいものですね〜
全身に刺激が走ってきます!
e-g-gさんの音楽レポも楽しみにしてますね〜♪
☆ちかちゃん
こっち側は行った事無いでしょ。
昔はね、線路下が落書きの道で有名だったんだよ。
これが見事な落書きだったんだよね〜
ミューザは音がとっても良いのでオススメ。近いしね^^
生音の感触だけでも五感に刺激されるんじゃないかな〜
機会があればオーケストラも是非!
大迫力ですよ〜
浴衣。。他にもあるので貸し出ししますよー^^
by masa (2009-08-18 21:34)
☆macoronさん
☆お茶屋さん
☆ももこさん
niceありがとうございます〜
by masa (2009-08-24 21:38)